宗教について

おおむかし、宗教ってのは政治に都合のいいように利用されたり、争いの火種だったり、社会とは相容れない危険なものを含んだものだったんだと思います。よく知らないけど。
むかし、科学の進歩が原因か、宗教はすっかり骨抜きにされて、儀礼的な側面と困ったときのよりどころ(やすらぎ機能)と(教義を無視した)道徳装置としてしか生き残っていなかったんだと思います。よく知らないけど。
(そのしっぺ返しだか何だかで、地下鉄に毒ガスがまかれたりしたんだったっけ)
いま、宗教はますますもって形骸化というか、限りなく無価値に近い扱いを受けているんじゃないかなぁって。もう葬式とか、墓とか、初詣とか、そういうのだけになっちゃったのかなぁって。
道徳装置としての宗教というのも、本来「なんだそりゃ」というようなアホなものだったのかもしれないけれど、それさえなくなっちゃったように感じられて何だか世知辛い?なぁという話です。
モラルの低下というのは精神性というか、美意識というか、当人の心根に道徳的枠組みのようなものがあるかないか、という部分の問題だと思うのです。それがないと「ルール上は問題ない」からときわどいことをやってみたり、「バレなきゃ大丈夫」なんてこっそりと悪事を働いたり、ただひたすらに己の欲に忠実になってみたりするんでしょう。このへんかなり偏見ぽいですけど。
わたしが無宗教なもんで、何の説得力もないけれどそんなことを思うのです。