アニメのレベルE雑感
※原作厨で漫画とゲームは好きだけどアニメは普段そんなに見ない人の感想です。
とりあえず見えない胃袋編の最後のあれが「じつは漫画でした」から「じつはゲームでした」になっていたが、
ここは「じつは動画投稿サイトにUPしたオリジナル動画でした」というのを考えた。
再生数が伸びず失敗と判断したり、感想コメント(ニコニコ動画的演出でもよい)から反省会したり。
実写?CG?とか考え出すと破綻するんだけど。
とりあえず4話まで見て思うのは、
・声は満点つけていいと思う。
・しかし芝居がイメージと違う。王子にしろ宇宙人にしろ、ガチの狂気を感じない。どこかつくりもの感。
・絵はしっかりしてんのに、尺の都合か、間の使い方がすっごく悪い。ぎゅうぎゅう感。
・そんなこんなでシナリオの緩急がつきにくくなってて、ホラー&サスペンス的なノリがうまく出てない気がする。
それでもおもしろいので最後まで見続けると思う。
デッドライジング2
デッドライジング 2【CEROレーティング「Z」】 - Xbox360
- 出版社/メーカー: カプコン
- 発売日: 2010/09/30
- メディア: Video Game
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前作のほうがよかった。いろいろな理由がある。
まず主人公。
前作:ジャーナリストです。スクープ狙いに怪しい街に来たらゾンビだらけだったので真相を追います。
今作:2輪車レーサーです。娘の薬代のためにレースに出たらテロの犯人にでっち上げられそうなので真相を追います。
好奇心丸出しのフランクさんに比べ、チャックさんの受け身な感じ&悲壮感といったらない。こんなシチュエーションでゾンビ相手に遊べないよ。やっぱ守るものがあるとダメだよ。そこに使命感を持っちゃうよ。「行ってもいいし行かなくてもいい」のが良かったのに「24時間に一度、投薬しないと娘はゾンビになっちゃうよ」なんて言われて自由にしてらんないよ。
次にサイコパスの人たち。
なんか、こう印象に残らないね。前作はすごくインパクト強かったんだけどね。とってつけたような感じがしちゃう。歌姫が爆弾持ってたり郵便屋が小包爆弾持ってたりする理由がさっぱり分からない。もともとどういう人で、どう狂ってどうなっちゃってどういうオチで死ぬ、という流れがゆるくて、少し物足りないなーと思った。
あと、良くもあり悪くもあるんだけど、生存者が優秀。優秀すぎる。
前作の無能っぷりはそれはそれでひどいんだけど、そりゃゾンビパニックが起こったらそんなにテキパキ動けないよなって納得もできるじゃない。だけど今回は逆にテキパキしすぎている感じ。シナリオの都合上ゾンビの存在が容認されちゃってるし、そんなもんなのかもしれないけれど、何かちょっと違和感。
まとめると「ゾンビだらけの街でフリーダムにヒャッハー」という部分と「設定やシナリオ」が分離しちゃってるんかなーという印象だった。シナリオ終わったし、ヒャッハー部分はすごく遊べる作りに進化しているので、まだまだじっくり遊ぶとします。
と言いつつ明日はヴァンキッシュとノーモア2がアマゾンから届く。
シグルイ 15
- 作者: 南條範夫,山口貴由
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2010/10/20
- メディア: コミック
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息もできないような張り詰めた緊張感を背負って読ませる迫力と勢いがあって、ほんとうに集中して一気に読了。
1巻の対峙のシーンに繋がってからの、藤木の最初の一手に思わず声が出てしまった。これまでいろいろな漫画を読んできて、初めてのことじゃないだろうか。そこからはもう一気に流れていくのだけれど、これがまたとてもとても残酷で、残酷だから美しくて。
この漫画をネタ漫画扱いしかできないやつとは、友達になれないと思う。あとで1から全部読む。
いまさらすぎるワンピース話
ゲッコーモリアさんをパシフィスタにすべきだと思うんだ。
まず、ゲッコーモリアさんは戦術を改めたほうが強いよ!という話をするために、ゲッコーモリアさんの「カゲカゲの実」の能力の話をします。
- 生きている人から影を取ることができます。
- 生きた人から取った影を使って、いろいろなことができます。
- 死体に影を入れると、死体をゾンビにすることができます。ゾンビは影の持ち主の性格と戦闘能力を受け継ぎ(肉体は死体の性能)、原則としてモリアさんに服従します。ゾンビの弱点は、塩によって浄化されてしまうことで、浄化すると影が抜けて持ち主の下へ戻ってしまいます。
- ゾンビが浄化された際に飛び出た影は、つかまえて生きた人間にも入れることができます。ただし入れられた人は気力を消耗します。気力のもつ限りは複数の影を入れることができます(ルフィでおよそ100体)。影の持つ戦闘力のぶん、足し算でパワーアップ!できますが、およそ10分しかもちません。ゲッコーモリア自身の場合は特別らしく1000体も入ります(そうとう無茶みたいですが)。
- 影を取られた人間は直射日光を浴びると消滅してしまいます。また、鏡や写真に姿が写りません。
- 生きた人から取った影を使って、いろいろなことができます。
- 自分(ゲッコーモリア)の影を影法師(ドッペルマン)として自在に操ることができます。
- 欠片蝙蝠(ブリックバット):影法師が分裂し無数の球→蝙蝠形となり、敵の攻撃をガードしたり噛み付き攻撃をします。
- 影箱(ブラックボックス):欠片蝙蝠から派生し、影を箱型に変形させ相手を閉じ込めます。その上で殴ったりします。
- 影革命:ゾンビ(に限らず?)の影に影法師が潜り込むことで、影の形を自在に変えます。「影と実体は同じ形」というルールに基づき、実体もその形になります。
- 自分(ゲッコーモリア)と影法師はいつでも居場所を逆転できます。
このように、ゲッコーモリアさんの能力である「カゲカゲの実」は他の能力に比べると相当な独自ルールに縛られまくっているわけです。強いとか弱いとか以前にそうとうめんどくさいですね。
で、あっさり本題。影を抜く→直射日光に当てる、それだけで即死コンボじゃないですか。敵にノーヒントでいきなりそれ狙ったほうが絶対強いじゃないですか。影法師からの派生で敵の動きを牽制しながら即死ねらうスタイルにすべきじゃないですか。
でもゲッコーモリアさんは口癖が「お前がやれ」の他力本願ガイなので、大量にゾンビを作ってそれを生かすめんどくさい戦略を取ってしまう。
では人格をポイしてしまえばいいので、ここは改造人間パシフィスタじゃないですか。世界政府だか海軍だかしらんが、人選ミスではあるまいか。
(ジャンプとコミックスしか見ていないので、他の設定があったらごめんなさい)
「インセプション」見てきた
ものすごく久々にここに文章を書くね。
映画「インセプション」を見てきました。ダークナイトの監督ね。ダークナイトのほうが好きだけど、面白かった。
えーとね、ジョジョっぽい。通じるかわからないけれど、独自のルールの中で四苦八苦してる感じがすごくジョジョっぽいというか荒木先生っぽい。デッドマンズQみたいな。マンインザミラーみたいな。えーとなんだっけ緑色の赤ん坊の無限に縮むやつみたいな。
夢の中であーだこーだするにあたってのルールのようなものがあって、それに沿ってミッションを成功させるのがまず大変なんだけど、予想もしないハプニングも連発で、かなりのアドリブも求められて、各人が短い時間で考えに考えに考えてゴールに向かって行動するというあたりと、非現実と現実のバランスと、演出面ではクライマックス感の出し方がジョジョっぽいと思った。
荒木先生が映画好きなんであって、この映画がジョジョっぽいんじゃない、逆なんですよ、って言われたらそうなのかもしれないけど、おれの体験順序からいくとこれはジョジョっぽい映画だった。
あと、映画を構造から理詰めで作っている感じがして好きだー。JRPGにたとえると「世界観とストーリーとキャラ考えた。システムはドラクエに毛が生えた感じの」っていう作り方をせずに、「こういう感覚を楽しむRPGを作りたい。だからシステムはこうで、それが分かりやすいように世界観はこう、ストーリーはこうで、必然的にこういうキャラが必要になるよな」って作ってそうな気がする。細かいのも大掛かりなのも含めて、いろんな細工がしてあって面白い。きっと作ってて楽しかっただろうなーと思う。
もっとゆるーく、みみっちくして邦画版インセプションを作るといい気がする。途中にライアーゲームみたいな図説をいれちゃうゆるさで。