空気を読むトレーニング(冗談7割)

 空気を読む訓練として、車の運転をあげることができよう、などと大した根拠もなく思う。大した根拠はないが、ささいな根拠もない。
 ぼくはAT車限定というショッパイ免許を取得してからおよそ4年ほど、ぺらっぺらのペーパードライバーであった。その時期と社会不適応ぎみであった時期が一致している。一日のうち唯一の会話が「あたためますか?」「あ、お願いします*1」であることも多い日々である。
 現在は祖父母を乗せてあんかけスパゲッティ*2を食べに行く、ヤマダ電機にゲームソフトやDVDを買いに行く、郵便局へ貯金をおろしにいく*3などに自動車を運転している。そして、美容師と映画について、花見について、異常に盛りのよいラーメン店について雑談し談笑できるレベルに成長しているのだ!!*4
 母が「紺色の車を買うのはやめとけ」と言った。夜に他者から見にくいから危険だということらしい。母は続けて言う。「事故車の色で統計を取れば、やはり暗い色の車の事故率が高いのだ」と。
 この話を「紺色が好きな人間は無謀運転をする」という結論にはならないのだなぁとか思いながら聞き流した私が「車の運転は空気読みトレーニングになる」と自分の間抜けな過去体験から発言しているのだから、血は争えない。呪われた血統を恨めしく思う日々、でもないが。

*1:無意識に発言の頭に「あ、」とつけてしまう

*2:以前、名古屋名物と書いたが、発祥は一宮なんだそうである。祖父がTVを見て怒っていたので訂正しておく

*3:減るいっぽうである

*4:美容師も仕事だからね、とか言うな。