ONE PIECE43巻
- 作者: 尾田栄一郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/09/04
- メディア: ペーパーバック
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これまでは1戦1戦をきっちり描きあげてきてたように思うが、今回はすべての戦闘が時系列や地形で絡み合っていて、多少ややこしくなっている。器用なことだ。
CP9の人はスパイ活動に本名丸出しで取り組むのですごい。その長官は公には存在しないとされている部署にいながら「世界の英雄になれる」とか言うのですごい。
今回、スパンダムの小悪党っぷりが引き立ちすぎて、ロブルッチさんはただの怖いくらい強くて冷静な人としか感じられなくて、要するに「悪い奴(嫌な奴)をぶっとばす」という意味での少年マンガ的バトル快感がうすいのではなかろうか。いや、まだバトルは続いているわけなのだが。
仲間になる船大工は無難にフランキーで決まりなんだろうか。あ、そういや奪った2億は何に使ったんだろう?
ウソップ(そげキング)の成長というか、アイデンティティの確立というか、狙撃手としての開花が個人的に嬉しかった。
この巻と関係ないけど、海楼石で弾丸を作ってだな、体に食い込むように撃てば悪魔の実の能力者なんて何さ、とか思うがどうだろう。
いい年して少年漫画を楽しく読めている自分は幸せなんだろうか。