自殺はよくない。

たとえばいじめ苦の自殺だったら、どうせたかられる金で録音機とデジタルビデオ買って自分がいじめられる様を盗撮盗聴して、いじめる奴の顔と名前と住所といっしょにネットでブログか何か作って公開して、どうせ死ぬ気なんだから自分の名前も出して証明するのもいいし、とにかく全てを世に晒して是非を問う形で死ぬといい。いや、そこまでやった上で死なないほうが、なおのこといい。
と書いてみたものの、学生のいじめ苦による自殺というのは、たいてい「怒り方」がわからない優しい子のものなのでこうもゆくまい。
ぼくが今、先生だったら「どんなに辛くても、今だけは自殺するな」って言います。「今死んでも、お前は安い流行に乗った『ひと山いくら』としか見てもらえないんだぞ。『抗議の自殺』としての価値なんて、今は最安値なんだぞ」って。
と書いてみたものの、たぶん言わないです。そんな問題じゃないですからね。