こいがしたいぜ病が悪化してきた話

ぼくは田舎の支社工場の総務事務*1なのである。そして、本社工場はエビフリャー市国にある。その本社工場の総務事務にAさんという女性がいて、実際に会ったことは片手の指に収まる回数しかないのだけれど、ぼくは彼女のことを思うとちょっと病んでるレベルでドキがムネムネするのである。
理由は簡単である。たまに本社からの電話で話すのだが、その声、話し方があのひとによく似ているからだ。
あのひとというのは、ぼくが以前お付き合いをしていた女性である。これまでの生涯において、一番しあわせだったころのあのひとである。
ぼくがいかに馬鹿であっても「昔の彼女に声が似ているからあなたが好きです」などという恋のしかたはどうしようもなく失礼な戦略であることくらいは分かるので何もしないわけではある。しかし、この胸の疼きはいかんともしがたいのである。
あのひとは罪な女であることよなぁ。いや、ぼくが勝手にしたこと、ぼくの(理性ではなく)感情が勝手にそうさせることではあるのだけれど。
兎にも角にも、Aさんとの電話にときめいて仕事も手につかない*2ぼくではありますが、そもそも電話でAさんと話すとすれば

  • ぼくのヘマに対する注意→ごめんなさい→気まずい
  • Aさんのヘマをぼくが指摘→向こうに謝られるのが→気まずい
  • Aさんに何か面倒ごとを頼む→気まずい
  • ぼくが何か面倒ごとを頼まれる→ぼくはウェルカムなのだが、向こうからすれば→気まずい

そしてどれも全くの業務連絡であり、Aさんはぼくが悶えているとは思うまい。罪な女であることよなぁ。いや、ぼくが勝t(ry
ぼくはいわゆる非モテというやつの正確な定義を知らないけれど、たぶんそれであり、恋愛猛者からすれば誤差の範疇でしかないような女性の一挙手一投足から勝手に相手と自分との距離感を過敏に知覚し、脈があるとかないとか凹んだり凸んだりとか本当バカみたいであり、敏感に鈍感なのでもう駄目だあああああああという感じなのでひきこもろう。こいがしたいぜこんちくしょう、とか恥も外聞もなく書く。

*1:タイプミスで「総務地味」と打ってしまい笑った

*2:実際には、ときめいていなくとも仕事は手につかないのだ!叙述トリック!!(違)