うつくしい日々

きのうは会社の飲み会をしました。幹事でした。雨でした。男だけ20人ほど。会社からほど近いチェーンの居酒屋。
なぜぼくが幹事になったのかといえば、会社で主任会議に出席しているのですが*1、会議は踊るされど進まずというか、ぼくを除く全員が全員、レクリエーションの企画以外には何もせず、なおかつ有限不実行なので「飲まないんだからid:suzukisuzukiくんが幹事で」みたいな誰かの一言で流れが固まってしまったせいなのでした。
出欠確認、予約、集金、送迎*2など、とりあえず「飲み会」に付随する雑用は一通り何とかしたわけですが、「飲み会」そのものが嫌いなぼくとしてはメシを食うための場であり、すみっこでとりあえず食い、その後もっとすみっこで寝たふりをしていました。
「ほっといてください。やれと言われたことは何とかしときますんで。」ぼくが「つまらなそう」なのは見てのとおりですが、それを「かわいそう」と混同しないでください。輪の中よりも、外から輪の全体を眺めていたいんです。
と、いうよりは、ぼくが輪の中に入っていられないのは、ぼくが自意識過剰だからなのでした。ぼくは「ぼくはめったに主張しないのだから、たまに主張したときにはそれを聞き入れてもらえて当然だ」という、ある意味で不遜な、誤った考え方をしがちなのでした。言いたいことがあるときだけ輪の中心にいて、それ以外のほとんどのシーンでは輪の中ではなく、かなり外にいたいのです。これがなぜ誤りなのかといえば、発言権は本来「輪の中で少々の面倒に耐えながら、タイミングをじっと待つ」ことで「俺のターン!」を得るべきものであり*3、突然「今まで黙ってたんだから言わせろ」みたいな運びでモノをいう場を作ろうとしても、主張はできても、割と「?」という表情をされるだけなのでありました。
と、いうわけで、ぼくはとりあえず「幹事以外のことは何もするまい」という開き直りでもってすみっこでひっそりしていたのでした。
そのうち、一人ずつステージ(小さなちゃぶ台)に乗って何か(一気飲みとか)する流れになり、うぜえことに順番が回ってきました。とりあえず自虐ネタでもやっとくか。
「こんにちは。会社で一番ともだちのいないid:suzukisuzukiです。Wii買ったけど一緒に遊んでくれる人がいません。」
珍しく参加していた専務が「ありがとう」だって。任天堂の株もってるらしい。酔っ払いは笑いの沸点が低いので、あと何か適当にごまかして終了。
まぁ、そんなこんなでとくにオチもなく飲み会はだらだらと終了。幹事に生ぬるい賛辞などあり、ぼくは「でも二度とやらねえ」と思っていた(本社と合同でAさんが来るならがんばる)わけなのでした。もうね、いやんなっちゃう。社内ひきこもりとしては、とってもつかれちゃう。

*1:いま総務課には職制がいないので出席させられている

*2:会社の駐車場までなので、結局参加者は家まで飲酒運転で帰るわけですが

*3:そこから戦略でもって「ずっと俺のターン!」を維持する人もいるし、強引に自分のターンを作る罠カード(ネタ)持ちもいるでしょうが、とりあえず置いておく