気づくのが遅いと思いますよ2

よちよち歩きの赤ちゃんに履かせるような、歩くとぷーぷー鳴る靴というのは、ぷーぷー鳴るのが楽しくて赤ちゃんがよりよく歩くように作られているのだということを、今まで考えたことがなかったのだ。
これまでおれは赤ちゃんがぷーぷー鳴る靴を履いてちょこちょこ歩き回る様を単にかわいいなぁと思って、にへらにへらしながら眺めていたのだ。
おれは己の愚かさにがっかりした。
かわいらしい赤子により思考能力を低下させられていたにしても、その程度の発想(考えてみれば当然ではないか!)ができていなかった自分が悲しい。