ぐだぐだ思考

欲しいものがあれば手に入れればいいわけであるが、欲しいものがない場合はどうすればよいのか。何もしなければいいんではないか。表現が不正確だった。欲しいものが何か分からない、それどころか本当に欲しいものが何かあるのかさえ分からない場合はどうすればよいのか、ということを考えている。欲しいものがすぐに思いつかない。欲しいものなどないのかもしれない。それでもなお、欲しがりたいのである。欲することを欲しているのである。それはちょうど、恋愛がしたいが相手がいないとか、これという趣味のない人間が趣味を探すさまと似ている。昔すきだった人が後者だった。何がしたいんだろう。何がほしいんだろう。さいきんよくわからない。と、いうよりは、何が欲しいか分かっていて、それが簡単には手に入らないから、見てみぬふりをし続けているうちに、本当に見えなくなりつつあるというだけなのかもしれない。欲しいものがあれば手に入れればいいわけであるが、欲しいものがない場合にはどうすればよいのか。何かを猛烈に求めたいのだが、それが何であるべきか、何であればよいか、何であらねばならぬのか、皆目検討がつかないので寝る。