愚痴

手ごわい敵こそいないが、味方も全くいないのだな。おれのリアルライフは。なにもないのだ。
ふつうの人がふつうに手に入れているものが、おれには全く手の届かないすてきなものだったりするのだな。
すなわちおれは人より劣っているわけだが、それを認めると死ねるから、
「ふつうの人にはできない何かができる」という方向で自尊心をキープしようとするわけだな。
別に霊が見えるとかスピリチュアルメッセージがどうとか言う気はないにしてもだ。
たぶん10人にひとり、100人にひとりくらいのレベルでなら「ふつうの人にはできない何かができる」のかもしれん。
実際にそういう評価を受けることは、人生で何度かあったんでな。
文章とか、発想のセンスみたいな、微妙な領域でな。
それらは10人にひとり、100人にひとりレベルでは無価値なのだな。
1000人、10000人にひとりレベルでないと価値のないものなんだよな。
おれのもつ生活力につながらない何かと、皆が当たり前にできる何かは
天秤にかけるにはあまりにどうしようもない比重の差があってな。
毎日毎日死にたい死にたいうめきながら生きとってな。
もう、あのへんのすみっこでつまらない人生を送るしかねぇよな、と思いつつ、
あきらめきれねぇから、おっかなびっくり手をのばしてみるんだよな。
…結局うまくいかないんだな。これが。おもしろいくらいな。
今日はひさびさに一人で街に出たわけで、
おれは無印良品もないような田舎の子だからな、
土日の街の犇きあうリア充どもを見て、何だか気持ち悪くなってな、
こんだけの人間がひとりひとりが恋人といちゃいちゃして友達とわいわいして思い思いにおしゃれして人生を謳歌していると思うと、なんだかもうダメになってな、おれはもうダメになってな、いや、もとからダメなんだけどな、
やっぱり、おれの居場所は、おれの家のおれの部屋だけなんだなと。
今朝そうじ機をかけた、この部屋だけなんだなと。
要約すると「ダメだ、ひきこもろう」みたいなことでな。
…もうお前街に買い物行くなと。自分でもそう思うわけでな。ていうか死ねよと思うわけでな。
もういやでな。だからって泣いたって叫んだって、どうにもなりはしないわけでな、
以下、終わりなくネガティヴだからやめるわな。