けっきょく(ポエマー)

おれが好きな生き様は、甘っちょろくて、青っちょろくて、生っちょろくて。
それでも、それだからこそ、きれいで、まじめで、まっすぐで。
だからこそ、うそっぽくて、いびつで、すこしきもちわるい。
そこから抜けられないのは、ぼくがその先にある人間の人間らしさを肯定せずに生きてきたからでもあるし、それが与えられることもなかったからでもある。
内的にも外的にも、ぼくの時は止まったままで。
みんなの時間は流れているのに、ぼくだけ心のリセットを何度も押して。
とりかえしのつかない場所で「とりかえしがつかないよう」と泣いてみたって、そうですねとりかえしがつきませんね、としか言えないじゃない。
わかってんだけど。
わかってんだけどさ。