映画(ソフト)を2本
ダークナイト BATPODプレミアムBOX(2枚組) 【初回限定生産】 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2008/12/10
- メディア: Blu-ray
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映画館で、最初の銀行強盗の時点でジョーカーにメロメロにされて、最後までずーっともうわくわくしっぱなしで見てたのね。
おうちでは、とりあえずブルーレイってすげーHDMIってすげーフルハイビジョンってすげーみたいな感じ。
悪党ってぇのはノールールでいろいろやれるわけです。悪党だから。
いっぽうで正義の味方は制約が多すぎる。
ジョーカーはそこんとこをつっついて、バットマンを自分と同じレベルに落とそうとする。
というか、最初からバットマンに対してそういうニオイを嗅ぎ取っている感じ。
相手がどうしようもない悪党であっても殺しちゃいけないバットマンと、それをわかって挑発をし続けるジョーカーの構図で、
一線を越えてしまえばジョーカーはさくっと殺されてしまうハズなんだけど、仮にそうなったとしたら
その時点でバットマンの負け、ジョーカーの勝ちなんだよね。(「殴られたら勝ち」ルール)
「結局お前もその程度、おれと同じ欲望に身を任せたどうしようもない悪党なのさ」的な。
実際、その一線を越えたら、あとは堕ちるだけだと思うし。
そうでなくとも、ジョーカーはその一線のぎりぎりのところで華麗にバットマンをからかっていて、
まあ、さすがに文字通りjokerだもんなぁみたいな、すごく当たり前なことを思ったりした。
とにかくジョーカーが魅力的過ぎる。
あと船の爆破スイッチは、絶対入れ替わってない(押したら自分の船が爆破する)と思う。
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2008/09/17
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おれは読書をしない子なので原作は知らんが、非常にすばらしかった。
カップルで見たら帰りは無言になりそうだ。あるいは宗教ババアうぜぇよまつり。あるいは副店長かっこいいよまつり。
たいていの映画はヒーローやヒロインや何かしら成し遂げる人を主役とするわけだけれども、
その陰、ふつう映画がスポットライトを当てないところでは、
英雄になろうと死力を尽くしたが失敗した屍だとか
ものすごく努力したが成果を得られなかった何者かだとか、
がんばってダイエッ卜して告白したけどフラれちゃった女の子だとか、
そういう人がいて、それが世の無常というか無情というか、そういうのなのよなーと思った。
あとでっかいでっかいクリーチャーが出てくるシーンがすき。
あと最後の車内のシーンがちょう無言で、
だれも一言もそう言わないのにその決断が頭に浮かんでて、それは見てるこっちもなんだけど、
そういうのがすげーと思った。
要は、いいムードのシーンで「あいしてる!」と言わせる恋愛物は陳腐であり、
言わなくても伝わるようにせんといかんのよなぁと思ったわけです。
そういうテクニックというか、これまでの運びがすげーと思ったのです。
あとデッドライジング(ゾンビだらけのショッピングモールで生きのびるゲーム)を思い出したりもした。
あれは犬ババァうぜぇよまつり。