卒業

 テレビで尾崎豊の「卒業」を聞く。思春期特有の、「オトナの支配から抜け出したい」みたいな思いを私は持ったことがない。もうそこそこいい歳なのだが。
 オトナの敷いたレールにずーっとのってきても、いざオトナになろうかという段階で、オトナは助けてくれない。
 「悪いことをしない子」が「いい子」なのではない。私は悪い子ではなかったが、いい子でもなかったのだろう。今になって後悔は尽きない。
 「楽しかったあの頃に戻りたい」と思える「あの頃」のない自分が、不憫だなぁ、と思う。
 断片的すぎて何が言いたいのかわからないだろうけど、そういうことを考えた。