もいっちょ飛躍(秘薬)

 話はけっこうずれるけれど、世間でいうところの美少女キャラクターとか、そういうの(「もえ」みたいな表現を使うと、賢いオタクの人がいっぱい来てしっちゃかめっちゃかになりそうだからやめとく)は、要するに「かわいらしさに特化した、人のような形をした何か」なんだよね、というようなことを思う。これがアダルト向けのキャラクターであればもっと率直に「全身性感帯」とでもいうようなものなんだよね。気持ち悪い発想だけど、そういう思念が人の形になったもの、であることは疑いないと思う。
 私はそれほどそういう文化に詳しくないし分析するには足りないものがいっぱいあるけど(知性とか論理とか、人として大切な何かとか)、とりあえずそう思う。
 多少わかりやすく言うと、例えばゲームは「楽しませる為」に作ってあるのが普通で、ゲームの中での成功体験なんてのは、「そうなるようにできている」だけのものなんだよなぁ、ということ(神業プレイなどは別としてね)。実生活よりもうまくいったり、楽しかったりするのは当然と言えば当然で「そう感じられるようにできている」だけのことなんだろうなぁ。ということ。
 ゲームやアニメの美少女がかわいいのは、それが「かわいい」部品100%で組み立てられた人形だからであって、ある意味で(ここ重要)、リアルの女性がそれにかなうわけがない。
 何が言いたいかっていうと、人は人が作ったものに踊らされていると言うか、人が作ったものによって、リアル以上にある特性に特化したものが作れてしまったり、それに慣れてしまえるということ。んで、それがこわいなぁとか、興味深いなぁとか、そういう程度です。
 限りなく抽象的でどうでもいい話で恐縮。