あの頃の話とか。

 ごく私的でたいしておもしろくもない(いつにもまして)。それでも読むならどうぞ。
 こないだ教え子が来る前に、本腰入れて部屋を整理整頓&掃除。ここ数日で無印エアソファを1シーターから2シーターに戻す。衣替え(なんと冬服も春服も放置してあったので)もした。本気でシャレにならない期間、放置してあった食器等を洗いもした。
 空っぽで何もない人間の中に、およそ唯一とも言えるような、しあわせ100%でできた「あの頃」は、儚くも既に手の届かないところにある。ソファを2シーターにしたって、あのころ隣にいたすてきな人はもういない。夏服を入れていた衣装ケースの中に長い髪の毛が見つかったけれど、彼女はもうここには来ることはないだろう。もう二度と会えないかもしれない(少なくとも、こちらからアプローチしないかぎりは)。
 そういうことを考えると悲しくはあるけれど、逆に「やっと多少なりとも気持ちの整理ができた」ということでもある(遅すぎる、というのは間違いない)。生活のいろんな側面で、しあわせいっぱいのあの頃を思い出しては悲しくなるけれど、「しあわせだったあの頃の思い出」として形にして処理できるようになった。やっと(本当にやっと)。
 ずっと、見放された恨みとか「何がいけなかったのか」って後悔ばかり強かったけれど、とっても感謝してるし、しあわせいっぱいだったあの頃を共有できたことは、ふたりにとって本当によかったと思っている。(たぶん彼女は読んでないだろうのに、恋文のようになっててキモいね。)
 まぁ、幸せにやっててくれるといいなぁ。(その点については問題ないだろうけど)