女王の教室 5

 直前に電話かかってきたので電話しつつヴィディオに録画しながら見た。さらに電話の後でもっかい見た。つーわけでいつもより細かいとこまで見た感想、のはず。
 いまだにマヤ擁護してる自分も阿呆かとは思うけど、なんでこうも「マヤ憎し」の一枚岩なのかねぇ。質問:いじめの原因はマヤにある、という考えはどこからくるの?財布盗んだやつが悪いんじゃないの?連帯責任制度のせいだって?じゃ悪いのは神様かアダムとイヴあたりですよね。
 卒業証書を勝手に渡す権限とかについてはきっと突っ込む意味がないのでやめておきます。マヤの過去とか正体なんて、きっと設定されてないと思うので。
 マヤの教育について考えてみた。まず「賢い奴」はそれだけで何とかなるわけですよ。ついでに「世渡りのうまい奴」は世渡りをうまいことやっていくわけですよ。偉い人のごきげんを伺いながら。だからそういう人間には、それがうまくなる教育をしてるんだということなのかなぁとか。
 それになじまない人間、つまり「賢くない」または「世渡りがうまくない」または両方、そういう人間は将来、どうしたって苦境に立つことになるでしょう。教育=矯正と見るなら、「降伏しなさい」という言葉は言葉の通りだろうし、それでも彼らが我を通すというのなら、それも「自ら困難な道を選ぶなら、それに自分の力で立ち向かいなさい」という教育方針なんじゃないんだろか。これって至極まっとうな解釈だと思う。マヤは和美に後者であってほしいと願っていそうだけれど。あと極端にSだから、ろくに褒めないので真意が伝わらないけど。
 恒例の職員室での本音モードで、教頭あたりがこっそり映りこんでいたのは何かの伏線ですかね? あと説教の内容は今回微妙だと思った。天童先生は「ふーん。じゃどうするんですか?」と具体的な対策を聞くべきだ。
 動物園でサル山から始まるのは、ユウスケ少年のイメージか、学級=サル山、ということか。「獅子は我が子をセンジン(?)の谷に突き落とす」の台詞→ライオンの前にマヤ、というつなぎは「マヤは和美にあえて厳しくしてる」つー伏線つーか暗示か。
 しっかし、証拠の残るいじめをあのクラスで堂々とできる神経が私にはわからん。普通のクラスでもエライことになるだろうに、マヤのクラスでいじめなんて…。小学生って無謀(ということにしとく)。
 飽きてきたのでこのへんにしとく。次回は進藤さん矯正編らしい。私もプチ進藤さんみたいな生き方をして、今9割ニートなので、うまいこと矯正してあげるか、彼女がより強くなるように導いてあげてほしいと思った。屋上のシーンだからって、別に飛ばなさそう。いや飛んでほしいわけじゃなくて。「屋上=飛び降り」を連想させようと必死な製作者を(勝手に)感じたもので。