ICO その2

 「おもしれぇぇ」と「高所怖ぇぇ」を連発しながら一気にクリアした(やりすぎ)。ラストの山場で泣きそうになった。感動した。ヨルダにいつのまにか分離不安に似た感情を持ってた。ひとり旅のほうが確実に安全でてきぱき動けるはずなのに、何故か不安でしかたない。
 なんかね、昔のゲームを感じたんだ。おかしな話だけれども。昔のゲームのしょぼい画面を見て、我々はこのゲームと同じようにイマジネーションをエクスプロージョンさせていたのだなぁという、何だかよくわからん感心があったよ。妄想というか空想というか想像というか、そういうのの余地があるということは大切だなぁとか思った。
 いわゆる次世代機、とくにPS2が出たばっかしの頃、私は全く(現行の)ゲームに手を出していなかった。正直、「高度な処理はゲームをダメにする」というオタク信念みたいのを持ってたんであるよ。今でもちょっと残ってるけどさ。
 ゲームのゲームらしさみたいなものは薄くなるから「おもしろいゲーム」は減るかもしれんけど、高度な演出で「おもしろい作品」は増えていいはずだとか思った。
 こぉれはたまらんよホント。ワンダにも期待。