マネーの鳩

小中学生レベルの意見。
ホリエモンって東大で哲学やってたんだってね。その結果として「金で買えないものはない」という人生哲学を開眼したというのなら、東大で学ぶ哲学なんてゴミみたいなもんですね。ちょっと言いすぎました。ごめんなさい。
むかーし「ナイトオンザプラネット」ちゅう映画を見て、その中で
「金は必要だが、重要ではない」
とか何とか、そういう意味の台詞が出てきて*1、わしはそれを信じておるのよ。
「悟空道」ちゅう漫画を読んで、その中で

紅孩児「ガキってのは親に小銭(こずかい)もらってる連中(やつら)のこと」
   「俺さまは自力(てめえ)で稼いでるんだ」
   「獄界中の妖魔どもが金に糸目をつけないで
    俺さまの造った武器を欲しがりやがるから
    掃いて捨てるほど金を握ってるのさ」
悟空 「いくらためても そんなのはしょせん はした金」
   「だって太陽は 空にはりついた でっけえ金貨なんだぜ!」

というやりとりがあって、それも阿呆な言葉だけれど、美しいと思う。
そもそもお金というのは、たとえば日本なら紙幣に「日本銀行券」とか書いてあるように
「この紙きれは○○と同じだけの価値があるってことにしよーぜー」
とみんなで決めてそれを守っているだけのものであるから、便利なだけのもんであって、それを愛したり、神格化したり、必要以上に求め餓えることはくだらんのです。
所得格差だか何だか知らんけど、2極化っていうのは別にあっていいと思うんですけど
・だからみんな血ぃ吐いてでも稼ごうぜ、株とかばんばんやってみんな勝ち組イェー
というのではなくて、
・みんなふつーに働いてふつーに給料もらったら十分に豊かに暮らせるよ
という底上げのほうが、正しいんじゃないの?とは思うのです。中二病?まぁね。
実のところ、ホームレスでも無職でもわりかし生活がどうにかなるという側面が日本にはあって、それがつまり豊かさだといわれればそうなのかもしれん。そんな最底辺の底上げじゃなくて、ふつーに会社行って働いて、ふつーに給料もらって、それで暮らしがカツカツで、共稼ぎで、サービス残業で、休日返上で、っていう人たちの底上げが望ましいんじゃなかろーか。
だって休む間もなく働いて、娯楽遊興に使う暇もないとか、子育てにめっちゃ金かかる(しかも自分ではかまってやれない)とか、生きる意味わかんないじゃん。
「清貧」って言葉がすきさ。わしが貧乏なのはそのせいではないけれどもね。

*1:映画の内容的には、そんなに重要な台詞でもない。