買ったり売ったり借りたり貸したり
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2006/03/03
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ティムバートン映画の批判としてベタなのは「映像美はすばらしいがストーリーが甘い」というものなのだけれど、これがそのまんま当てはまる感じ。
まぁ、ぼくはそれでいいので、そんな批判はどうでもいい。ここにあるのは愛なので、たとえ自分以外の誰もがティムバートンを否定してもぼくはティムバートンを賛美するので。信者宣言。
猿の惑星のときも思ったけど、ディティールだけでお腹いっぱいになる完成度なので、映画1本といわず2クールくらいの連続TVものにだってなりそうな質の高さだ。
パペット製作の舞台裏が非常に感動的だった。ああいう仕事したいけどその能力は今んとこない。役者も豪華。音楽もいい。何よりやはり映像が美しい。
- 作者: 久米田康治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/09/16
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着物の柄が毎回ちがったりとかの気遣いというか手を抜かない感じもいいし、絵の感じも好きだし笑えていいんだけど、このまま買い続けるのは惰性そのものだと思うようになった。
まさしくさよなら絶望先生。
- 作者: コージィ城倉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/03/17
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以下、残念なこと。
- カズマサがなぜ上手いのか、についてかなりのレベルで棚上げされてること。
- 下手だが作戦で勝つ、付け焼刃のトレーニングで無理やり勝つ、といった要素がなくなったこと。
- というか、「上手くなった」という描写に乏しくなったこと。
- つまり天才的野球超人を集めて勝つ方式になりつつあること。
- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
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授業中も絵ばっか描いてて、体育でグループ組むのが嫌だった自分としては共感できる部分もなきにしもあらずではあるが、本作の主人公と自分では大きな相違がある。
彼はあのポジションにありながらもプライドを失ってはいないということが大きいように思う。何についても「やってみよう」という姿勢を失っていないことはすばらしい。それが彼の無知や無謀から来るものかアメリカと日本の文化差なのかはよくわからないが、少なくとも自分と彼は精神性において異なる。
日本の学級におけるヒエラルキー?の中で彼のごとき存在は「本当にイタい」最下層にあって、無視されて嘲笑されるものと思う。そのほんのちょっぴり上にいて「もしかしてぼくはイタいんじゃないか」という恐怖感におびえている層のほうがずっと厚く、「何もしない」という戦略でもって空気のごとく居場所を作っている情けないぼくら(まさしく無知蒙昧なぼくら)はこの映画にはいないから、やっぱり文化差なんだろうか。
彼は映画のとおり馬鹿にされても、現実には成功だってろくにしないだろう。それでもかっこいい。無茶苦茶かっこいい。ぼくの思うかっこいいは異端なのでアレだが、かっこいい。ついでに言うと彼の兄?もペドロも無茶苦茶かっこいい。とくにペドロ。
あと古き良き?アメリカが糞田舎には生きているんだなぁとか変なとこに感心した。