職場にて

 ぼくは自他共に認める内向的人間であり、ちょっとは世間の荒波にのまれてみたほうが自分のためになることは言うまでもないことくらいは自分でも分かるのですが、どうにもこうにも、職場の20〜40代独身男性のうちではフィリピンパブが大フィーバーしておるようで「え、そんなとこに誘われても…」という残念なリアクション以上のことができないのでほとほと困り果ててしまうというような事態であり、いくらぼくが荒波に飲まれるべきであっても、いきなりそれはどうなんだろうね?みたいな話になるわけです。
 ぼくは「テンションを上げる」という能力が欠損しているタイプの人間なので(それってタイプの問題なのか?)、地味ーに、普通ーに、じんわりと「場になじめない」オーラがただようわけで、誘う彼らも、誘われるぼくも、互いにとって益なし。仲良くなりたくないわけじゃないんだけどなぁ。
 なんだかんだで、定年越えたじいちゃんばあちゃんとのほうが親和性が高いというのも、どうかという感じはあるのですが。