じゅうぶんに当たり障るのだが、このカテゴリは要するに「日常」カテだからこうなってしまうのだ。くそう。おれのばか。

 昨日ウチの犬が1匹、脱走した。ウチには2匹の犬がいる。老いたシベリアンハスキーと、人間なら脂ののりきった中年なみの年齢のゴールデンレトリバーだ。ハスキーは死んだ父がかわいがっていた犬。性格はひとことで言うなら「自由人」。ゴールデンは祖父によって甘やかしに甘やかされて育った犬*1。性格は「知能は高いが躾が不十分なためバカ」。
 脱走したのは老犬、ハスキーのほうである。脱走の原因は、祖父が病院からの帰りに庭の小さな門を閉め忘れた(閂をかけ忘れた)ためらしい*2。やつ(ハスキー)は小さいころから脱走癖があって、そのせいで2度ほど交通事故にもあっている。夜に遠吠えする以外にはほとんど吠えない。ハスキーらしく走るのが大好きで、父はよく自転車で引き運動をさせていた。母いわく、父が酔って帰ってきたときに、犬を車の助手席に乗せて散歩コースを回ったことがあるそうだが、それはまぁただの笑い話。癌の父が救急車で運ばれていくのを、泣くぼくとともに見送ったこともあるのだが、それはただの悲しい話。
 まだ帰ってこない。これまでのパターンなら脱走した日の夜中にしれーっと帰ってきて、次の日はまる一日つかれて満足そうに寝ているというパターンが多かっただけに心配。年齢が年齢だけに心配。心配。

*1:ちなみに、私は祖父が嫌いである

*2:ちなみに、私は祖父が嫌いである