仕事の愚痴。

 仕事の愚痴というか、ここ3日の日記というかです。

  • 読むならぼくが数ヶ月前まで準ひきこもーりだったことをふまえておいてほしいのです。
  • もっとつらい仕事してる人はいくらでもいるのも分かっているのです。
  • ぼくは甘ちゃんなのでしょうが、それでも本当にくじけそうだったのです。

 おととい、会社で急に「出張」とか言われて拉致られた。
 車で2時間半。運転は営業の転職3ヶ月さん。助手席に現場とあるラインの責任者おじいちゃん。後部に就職1ヶ月、総務のわたし。おじいちゃんから同じ話を何度も聞く。
 昼11時半。着いたのはよその工場。担当者不在のため車で待つ。おじいちゃんから同じ話を何度も聞く。
 12時ちょい前、担当者登場。阪神球団を買収しようとした人に似ている。うちの会社で加工し出荷した部品が、全て変形して不良品になっていたらしい。ネチネチとイヤミを言われる。
 板状の部品が曲がってしまっている。誤差0.4mmでまっ平らにせよとのことだ。金属製のものさしを渡される。これをいろんな角度で当てて、曲がっていたら手で曲げて元に戻せというのだ。その数およそ800枚。終わったら電話しろと、おじいちゃんに携帯番号を教えて去る担当者。
 わたしは総務で、自分が出した不良でもなんでもないとはいえ、ウチの加工で不良が出たのだからその点は申し訳ない。早速モノを直しにかかる。12時になる。自動制御なのか、電気消える。昼休みらしい。こう暗くては精密な調整は無理だ。
 「長丁場になりそうだ」という結論に達したわれらは、最寄コンビニで食事を購入。車内で食べる。おじいちゃんから同じ話を何度も聞く。
 13時よその工場に戻り、延々と修正。休憩なしで18時までかかる。電話。車で帰社。道中おじいちゃんから同じ話を何度も聞く。くたびれて会社を出る。21時帰宅。


 昨日、会社ではなくおじいちゃんに直接電話。昨日の検品が甘いからもう一回来いとのこと。役員が会議中で結論が出るのが遅れる。結果として、前日の3人で再び行くことに。出発は前より遅い。車中、おじいちゃんから同じ話を何度も聞く。
 12時に着。どうせ昼休みは無理だ。コンビニでメシ。栄養ドリンクを飲むわたし。
 13時、工場に戻る。担当者登場。阪神球団を買収しようとした人に、目の下に隈をつけると完璧だ。製品検査用の水平な台に部品を載せて、そのゆがみを指摘される。ネチネチとイヤミを言われる。その台は貸してくれないらしい。それどころか、金属のものさしさえ貸す気はないらしい(!)。呆然とするわれらを無視するかのごとくに去る担当者。
 現場の事務のかたに聞くと、快くものさしを貸してくれる。再び同じ作業をするわれら。
 しかし前日の修正で、それなりに形は整えたつもりだ。それをさらに修正するとなれば気力も時間も、前回よりも消費が激しい。
 まず3人で1箱ぶんを修正。見に来た現場の検査の人間にOKをもらう。前回、近くに検査の人間はいなかったし、そういう指示は担当者から受けなかった。
 まじめに修正。休憩なしで19時までかかる。担当者に電話がつながらず、直接事務所に報告に行く。「抜き打ち検査でOKもらってこい」。現場にもどるわれら。背中に哀愁。
 最初に検査してくれた人にお願いすると、快く見てもらえることに。「ぼくはこれでOKだと思います。また不良が出たら××にやらせますよ^^」××とは阪神球団を買収しようとした人に似ている担当者のことである。そうかあの男、嫌われてるんだなぁ。
 車で会社に戻る。おじいちゃんから同じ話を何度も聞く。21時半に会社へ。わたしを採用してくれた総務の上司に「…くじけそうです」と報告。さらっと流される。22時に帰宅。


 今日、総務のおしごとをしていたら内線で連絡が回ってきた。
「○○(おじいちゃん)あてに××から電話があったら、外出中だと返事するように」
 本当にかかってきたのかどうかは知らないが、もし今日も徴兵されてたら、辞めてたかもしれない。もう本当、心が折れるところだった。
 こんな形で他社に行かされることは、そうはないらしい。完全に総務に所属してしまえば(今はパート扱い)、全くないらしい。今日は定時で帰れる状態だったが、18時まで仕事もらって帰宅。嗚呼、我が家の何といとおしきことか。