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ハンター大全2 モンスターハンター2 設定資料集

ハンター大全2 モンスターハンター2 設定資料集

 感想を書く前に自分の立場を明確にしとくと、

  • 全体:無印>G>2。Pはやってない。
    • 世界観・設定:無印>2>G 。2は納期に殺された。Gはやっつけ仕事(断言)。
    • システム:G=無印>2。オフだけなら2>G=無印。2オンは調整不足に殺された。Gは無印の改良と改悪でプラマイゼロ。

 さて、それでは感想を。
 無印ハンター大全と比べるのはかわいそうだとしても、とりあえずつまんなかった。以下てきとうに箇条書き。

  • やたらめったら地理的な情報が増えているが、続編の設定において自分で自分の首をしめることになりそうだ。
  • 古龍観測隊の気球がダオラやツカミにおとされない理由が書いてないので悲しい。
    • カプコンの公式設定といえば、こういうのをこじつけでステキに何とかするイメージがあるので。
      • ハンター4人まで説とかみたいなね。
  • 2にはいない女性教官のイラストが村の道場紹介に。というかクロオビ防具のイラストだ。
  • 防具つけてないときのインナーのバリエーションの設定画がイイ!!
    • 本当にこのくらいあればよかったのになぁ。
  • 生物樹形図が「これはひどい」。
    • 古龍目のやる気のなさは異常。
    • ドスファンゴは牙獣なのかどうなのか。
    • キリンがないよ(系統不明なら不明で書いてほしい)。
    • ガオレンは古龍なのかどうなのか。
    • 奇蹄目「ウマ」て! 3は馬に乗って狩りか? ワンダと巨像
      • もしそれっぽい仕様にするなら駝鳥+蜥蜴みたいな馬がわりになる竜をデザインすべきだと思う。
      • 片手・双剣・槍・軽銃・弓は馬上から攻撃可。笛は馬上演奏可。妄想乙。
  • モンスター関連のイラストが激減。予想通りだけど。
    • ババコンガはイキモノ感が強くて好きだけど、見た目(色とか)が嫌い。いや、不細工だからとかじゃなくて。
    • 大雷光虫のイラストも詳細不明っぷりが異常。
  • んで古龍
    • んー、まぁ、こういう生き物がいても、いいっちゃいいんだけどさぁ…。
    • こいつらが乱獲できるレベルで繁殖してうろうろしてるわけがないんだよねぇ。
    • 生態系の頂点に近くなればなるほど、個体数は減るはずなんだよねぇ…。
    • 1匹倒せば確実に武器か防具がひとつ作れる(強化できる)けど、めったに狩れないとかさぁ、調整すりゃいいのに。
  • 武器画像は、ほとんどがゲーム中の画像で、なぜか一部イラストのみ。なぞ。
    • 意外に、双剣っていい(元になった素材を感じさせる野性味のある)デザイン多いね。超絶しか見かけないけど。
    • ハンマーはそのカタマリ感というか形状のせいか、どうもネタデザイン傾向が強くてイヤだなぁ。
    • 笛はあんまし素材感のないものが多くてつまらん。種類も少ない。
    • 槍はかっこいいの多いね。ぜんぜん素材感ないのも多いけど。
    • 銃槍も少ないね。ハードヒッターは刺突というより、削る感覚に近いらしいよ。
    • 軽銃はあんまし増えてないね。同じデザインのレウスレイア系色違いだけで9種類あるのはどうだろう。
    • 重銃もほとんど増えてないね。テオやナナの銃がないみたいだし。ダオラ銃の世界観無視っぷりはむしろ潔い。
    • 弓もすくねー。毒特化ゲリョス弓とかねーのかよー。ワイルドボウ系のデザインセンスは異常。
    • 未制作武器のグラ甲殻を無理から縛ったハンマーと火山採取でできそうな火吹きハンマーがかっこよい。
  • 防具イラストが少なすぎます。写真のみがほとんど。もともと描いてないんじゃないか?
    • モノブロス防具(Sじゃなく)が写真なしイラストのみ。なぞ。
    • いわゆる鎧・武装のネタを無印で使い切ったんじゃなかろうか説。
      • 2の防具は「戦装束」という感じ。見た目に退化してる。これで硬いわけないじゃん。
      • しかも元の素材モンスターのキャラ性をガン無視。ザザミとか。ガオレンとか(武器も)。ツカミとか(武器も)。
  • さて付録DVDですが。
    • OPムービーのメイキングと、主にデザイン系の人インタビュー。
  • ムービーのメイキングは藤岡氏と誰だっけ(外部の人?)の解説?つき。
    • この外部の人が実によくわかってる人で、モンハンの「泥臭さ」をきちんと感じ取ってくれてたんだねぇと。
    • 実際あのムービーにはだまされtごにょごにょ。
    • 藤岡氏は自分なりの「こういうのがモンハンだ」というのをもって作ってるみたいだというのはわかった。うれしい。
      • あとは自分との相性の問題なので多少は仕方ない。それほど安易な続編でないということだけでも分かってよかった。
    • ただ、藤岡氏がゼロからモンハンを作ったかのような持ち上げっぷりはどうだろう。
    • あとムダに大げさなナレーションもどうだろう。
  • インタビューは藤岡氏、小嶋氏、デザインの人、モーションの人(女性)。
    • モーションの人もあそこまでアップで撮られるとは思ってなかっただろうに。ぼくなら恥ずかしい。
    • 全体的に「この人たちはそれなりに考えて作ってるのかもなぁ」という印象。
      • たぶん戦犯はザコ配置・強化素材・各種確率を設定した奴なんですよ。
      • そのへんがゆるければ、それ以外の欠陥は笑い話で済んでいるはずなんですよ。
    • モーションのおねえさんの「プレイヤーを翻弄する動きということで、ダオラにあの高さで飛ばせた」てのは、まぁ正しい判断だと思う。
      • 問題は飛んでばっかりいるという行動パターンや、閃光でしか落ちない対策の少なさだろうから。
      • 飛竜みたくひるんだら落ちたり、掃除機ブレスのあとは絶対に着地するとか、すべきなんですよ。
    • ヤマツカミはやはり出オチを目的に生み出されたらしい。笑った。
    • 小嶋氏の口から「戦ってて楽しい」というのを第一に考えてるみたいな言葉が出て、フーンて感じ。
      • ずっと潜ってるディア(蟹でも可)楽しい? ずっと水中のガノ楽しい? ずっと飛んでるダオラ楽しい? ひたすらガオレンの脚なぐってて楽しい? ひたすらツカミの触手なぐってて楽しい? 当てずっぽうで乱舞するしかないナズチ楽しい? それらを装備が作れるまで繰り返して楽しい?
      • ぼくはちっとも楽しくないです。こりゃハッキリ言わないと伝わらないかもしれんなと。

結局、ぼくの人生が多少狂わされたほどに好きだったモンハンが、ほどよく駄目になってくれたので、ぼくは社会復帰できたところがあって心中複雑なわけです。それでもやっぱし、ぼくやぼく以外の多くの人がこれだけ「ここが駄目だ」と理由付きでハッキリ言えるような完成度の続編に成り下がってしまったのは残念なことです。パラサイトシングルとしてはガツンとPS3MH3も買えるわけですが、そこまでする価値が見出せる現状ではありません。ちぇ。