遠い遠い夜明け

 ↑のCDについて何か書いているはてな日記をいくらか見てまわり、自分と「ふつーの人」との距離の遠さをさらにさらに強く感じてうううって感じ。
 ぼくの欠点は「まず頭から回る」ことであって、何をするにしても観るにしても聴くにしても、感じ取る前に頭が何かくだらないことを考え始めてしまうのである。だからこれまで、邦楽は聴けなかった。歌詞を頭の中で文章として感じ取ってしまうから。最近はだいぶマシになってきた。理由を考えてしまったり、意図を考えてしまったり、関連するようなしないようなことをより強く関連させる努力(いわゆるこじつけだ)をしてみたり、そっちに夢中になって、素直に感動することってこれまで非常に少なかった。ここ数年はだいぶマシ。
 こいがしたいぜこんちくしょう、とか恥も外聞もなく書いたことが過去にあったけれど、今も割とそんな気分。これは世のもてない男が言うそれと同じでもあるし、性格的に恋がしたくてもしにくい自分にだけあてはまる言葉でもある。
(まずはこういうことを語るキモさを解消すべきだという話は、聞こえないことにする。)