宿題に関するよもやま

 ここ読む人の中にいるかどうか知りませんが、夏休みの宿題のやり残しを処理するのに追われている学生のみなさん、お元気ですか?
 休みの少ない社会人になると、宿題に追われる学生を見ても「けっ、ざまぁ見やがれ」としか思えずニヤニヤして見つめてしまうのでいけません。いや、別にいいような気もしますが。とにかく、こんなもん読んでないで宿題終わらせちゃいなさいね。
 ぼくは小物(日誌とか問題集の類)は夏休み初日とかにサーっと終わらせるくせに、大物(絵・工作・感想文・自由研究・習字など)をガン無視して終盤に泣く学生でした。
 さらに、ぼくは割と悪い学生だったので、名簿をチェックする係になったり、勝手に名簿に○をつけたり、白紙または別のノートで提出してあとで回収したり、宿題回避のための小細工をいろいろしたものです。宿題回避・怒られるのも回避戦略。夏休みに限らずね。反復練習みたいな味気ないの、嫌いなんだもん。授業で新しいこと教わるのは好きなんですよ?
 そんな話を会社でしたとき、ある先輩は「出さずに1週間くらい放っておくと、先生が先に諦めるよ」などと教えてくれました。宿題回避・怒られるのは回避せず。硬派ですね。
 いや、きっちり宿題やればいいじゃん。そのとおりなんですけどね。「何でもきっちりやらなきゃいけないよ」という教えと「何もきっちりできない自分」の狭間で生き苦しい思いをするくらいなら、ほどよくいいかげんに生きたほうがいいですよ。という感じのことを、勉強漬けの若造どもに偉そうに説教たれたいわけです。最低なオトナですね。