ぼくと細胞と奇跡の治療
きれいに四角く整列した色とりどりの細胞たちが、ゆっくりと呼吸している。
そして彼らは、放っておくとその呼吸を早め、だんだんと息苦しくあえぐようになり、そして死んで灰色になる。
ぼくは彼らに色を加え、縦あるいは横に、同じ色を3つ揃える。
すると揃った彼らは消え、上から新しい細胞が降りてくる。消えた細胞の周囲の細胞は、その呼吸が少しだけ落ち着く。
ぼくはひたすらに同じ色を揃えるのだが、細胞たちを全て生かしておくにはスピードが不十分なのだ。
細胞たちは苦しそうに速い呼吸を繰り返し、徐々に死んでいく。
死んだ細胞は、その周囲で2回、細胞の色を揃えないと消えない。
bit Generations [ビットジェネレーションズ] COLORIS(カラリス)
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2006/07/27
- メディア: Video Game
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「大丈夫だ、まだあきらめるな、死ぬんじゃないぞ!」って。
だからスコアモード(死ぬまで難易度がインフレし続け、終わらない)はつらい。
そして、死にかけると結局アイテム頼りになってしまう。それでも助かるのだから、まあよい。
とくに、
- ピンチのときに「消すと同じ色の細胞は全部消えるよ」というほうのアイテムをわざと灰色にする
- 消す
- 灰色全部消える
をぐうぜん知ったときの衝撃といったらなかった。奇跡の治療だ!
あんまし万人にオススメできるようなゲームじゃない(きっと退屈に感じる人間が多かろう)けれど、ぼくはほんのりと楽しい。ゆえに今日も細胞の代謝を助けてやるのだった。おしまい。