運命じゃない人
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群像劇というか、そういうの。好きな形式。
もう二転三転するかなと思ったとこで終わっちゃって勝手に消化不良。あと、みんなみんなまともで常識的。いや、詐欺師とか組長とかおるけど、みんな割と常識人。いわゆる映画的な、強めるほうのキャラ性のディフォルメでなく、どっちかというと抑え目な調整。そこがいい味になってる感じ。
いわゆる「ただのいい人」でいることの無価値さというか、ずるさというか、卑しさというか、そういうのが身にしみて痛い部分もなきにしもあらずです。けど、思ったより平気でした。去年なら泣いてたね。良くも悪くも社会人になってちょっとずつオトナになってきたのかもしれません。