ゲス野郎日記

なんだかんだでフィリピン人の女の人と酒を飲む店に2週に1回くらいでついていくエセ純愛ゲス野郎として生きているぼくなのですが、みなさまお元気ですか。
挨拶として聞いてみただけなんで、別に元気じゃなくてもいいですよ。
フィリピンの人だからどう日本人だからどうという話ではなくて、ぼくは少なからず女性と話す機会が必要で*1、よくわからんが会社の『日本人よりフィリピン人がいい』と公言している人(日本人の妻子もち)は「ぼくを明るい人間に変えよう」という使命感を持っているらしいので、両者の利害関係と財政状況からフィリピン屋に行くわけなのです。偉い人だから、そして実際ヒマだから断りにくいってのもあるし。
ああゆうところは主に金のないもてないおっさんがセクハラするところなので、25歳のぼくは意外とちやほやされてしまうのでした。それはぼくが若いからであり、エロくないからであるのです。
しかし、そのちやほやは数十分しかもたないのでした。なぜなら、ぼくのコミュニケーション能力の低さは日本人であっても苦戦するところであるというのに、フィリピン人とのトークではどうにもならないということなのでした。声も小さいしアクションも小さい、エロトークも禁じ手なのですから、お姉さんとしても手ごわい相手なんじゃないでしょうか。退屈な思いをさせてしまうので、ぼくとしても申し訳なく思うことが多いのですが。あーゆーとこでのセクハラ→軽いびんたとかのやりとりは結局そういう一連の儀式というか遊びというかコミュニケーション法のひとつなので、それらのどの道も塞がったぼくみたいのとのやりとりは、相手としても持て余すんでしょうね。
まれにぼくの求めるところを理解してくれる女の人もいて、ゆっくり落ち着いた感じで楽しく話せることもあるのですが、たいていの場合彼女らはひどく退屈そうに携帯をいじり、他の人の会話を聞き、タガログ語で「聞こえる内緒話」をするわけです。お金を払って、烏龍茶飲み放題(運転手)で、会社以上の疎外感が味わえるのですから、いいかげん行くのやめればいいのにね。
この前は、ぼくの望むところを理解してくれる子というのが一応いまして、落ち着いた話なんかしながらニコニコしてられてすごく嬉しかったのです。客が来たときの挨拶とか、空のグラスに酒つぐのとか、率先して動くまじめな子なのでした。プロ意識というのか何というか、偉いなぁと思ったのでした。
パブのママさんが「女の子チェンジするか?」と来たときに、ぼくが「このままでいい」という返事をすると「本当にいいのか?もっと自分好みの女の子をを遠慮なく選んでいいのに」という意味の控えめな発言をする子で、それを聞いて何だか嬉しくなったりとか*2
んで「君でいいのだよ」という意味のことを言ったら「誰でもいいってことか」みたいに言われたのでちょっとさみしかったりとか。
悔しいので顔を近づけてニコニコして「(君じゃないとダメだって)言わなきゃ分からない?」って言ってみたりとか。きもいねわし。うわー。
しかしまぁ、彼女は他の客から来たメール晒すし、他の客との2ショット写メ見せるし、それでいいのかよって感じもするわけですが。
ついでにフルーツ盛り合わせ(ママさんからのサービス。会社の人は週3とかの常連なので)の葡萄を一粒わしにくれながら「ワタシのチクビ」とか言いやがったのでむちゃくちゃ引いた。むかついたからデコピンしてやった。しかし考えてみたらそういうのに喜んでリアクションとるような客ばっかり来るんだよなぁ、きつい仕事だよなぁ。
帰り際に「つまんなくなかった?ごめんね」と聞いたら「会えてよかったです」みたいなことを言われて喜んでみたりとか*3。次に行ったら指名するかもわからんよ。ハマってるやん。いいのかそれで。本当にいいのかそれで。

*1:女性に限らず、いろんな人と話す機会が必要だと感じている。本当は同性の友人を多く持つべきなんだけど、それはますます叶わない

*2:ほかの男のところに行きたかったのかもしれないわけだが

*3:以前、「たいくつ?」「ナイショ」という会話をかわしたことがあるため、まだマシになったと考えることにしたのだ。