しぐるい

しぐるいというまんがの7かんの感想を書こうかなと思ったけど、書いたら知らない人がいっぱいくるのは疑いようもない事実だ。
んで、ぼくは今それを望まないのであった。何となくそういう気分になれないの、なんて、倦怠期の奥さんみたいですね。
日曜昼のロッテリ屋*1でゴカゾクヅレにまじってリブサンド食いながら読んだ。子供たちへの影響を考えてこっそりと。
読後、最初の感想は「ちくしょう、いいとこで終わるなぁ」だった。
おもしろかった。清玄の屈折っぷりがひどく悲しい。藤木のまっすぐすぎるまっすぐさも、何だか悲しい。読んでいるぼくが悲しい気持ちなだけかもしれん。幼少期の三重さまがかわいらしい。蔦の市が阿呆すぎる。
何というか、気がつくと「よくできたドキュメンタリー番組を見ているかのような気持ち」になっていて、不思議な気持ち。ぼくらはただ「出来事」を追いかけているだけだからなのかもなぁ。感情移入できる奴がおらんからな。このマンガでギリギリ感情移入できるのは、だいぶ前の興津のくだりくらいか。

*1:ぼくはロッテリアをロッテリ屋と呼ぶ。サイゼリヤもサイゼリ屋と呼ぶ