創作案「悪魔との対話」

つまんないよ。文章力ないし。
「おれは悪魔として生まれてきたことを、猛烈に悔いているんだ」
「そうか」
「悪魔は、人間のいわゆる『負の感情』を糧として生きている」
「『負の感情』」
「ああ。悲しみとか嫉妬とか絶望とか、あとは動物的で野蛮な感情もそうだ。怒りとか、原始的な欲望とかな」
「はあ」
「だから悪魔は人間を苦しめたり、だましたり、そそのかしたりしなきゃいけない」
「うん」
「そうしなきゃ生きていけないのさ。悪魔ってやつは」
「あぁー…」
「一生、人間をひどい目にあわせ続けなきゃ、生きていけないんだぜ?」
「…」
「まったく、何て存在なんだよ!おれは!! ……死にてぇよ。畜生。」
「………」
「………」
「………」
「…悪ぃな、つまらねー話聞かせちまって」
「…いや、いいよ」
「あんたいい奴だから、何もせずに帰るよ。じゃあな」

悪魔の話を一通り聞いて、彼の心は沈んだ。
この沈んだ心は、彼の糧になるのだろうか。そうであればいいなと思うくらいしか、彼にはできなかった。