なんかの続き

 勇者様ご一行は、そこにいた人間達を…。
「ここにいたのは魔王とモンスターだけだ、そうだろ?」

 …というわけで、勇者様ご一行は凱旋。無論、何も知らない国民からは英雄扱い。
 でも、生産ラインは止まっても、既に世に出た無数のモンスター達はまだ人を襲っていたのでした。
 そこで、王立モンスター撲滅組織が結成されました。組織のボスは、今や英雄となった勇者様ご一行。ただしトップはあくまで指揮官。部下に当たる下っぱ構成員たちが魔王の城から持ち帰った資料を分析し、世界中を駆けずり回ってモンスターを退治しています。
 (下っぱ構成員のひとりが主人公ね。前フリ長ぇ。)
 王立ですからお給料は国から出ます。厚遇うはうはです。いちおう命がけの仕事ですが、サボっていてもお給料は手に入ります。そういう人間ばかりではないのでしょうが、モンスターはちいとも減りません。

 モンスター退治の日々に明け暮れるある日、主人公は気づきます。
「むしろ増えてないか?」

 実は魔王の城(=モンスター工場)は今もひっそりと稼動していたのです。それを指示していたのは、何と元・勇者様ご一行、つまりモンスター撲滅組織のトップ達でした。
「英雄扱いで公金がっぽがっぽ、こんなオイシイ話はねぇな!」
「モンスターが尽きればこの仕事もオシマイだからな」
「下っぱどもが集めてくる上級モンスターの素材さえ集まれば…」

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 …飽きた(笑)。適当に流して書くよ(さほど変わらんけど)。
勇者様一行は、最強のモンスターとして「魔神」を作り上げ、世界を支配する計画を立てていた(適当)。研究者たちは喜んで設計し、工員は暮らしのためにそれを組み上げる。昔と変わらず。
 その素材は、過去に作られた上級モンスター(RPGでいう中ボス)の死骸(無論、組織の下っぱ、すなわち主人公、が倒して持ち帰る)。
 勇者一行は肉体をモンスターに改造していた(ラスボス直前ボス)。魔神が復活。しかし魔神は暴走(ベタ)。勇者一行は魔神に消される。んで魔神戦(ラスボス)。

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 「リンダキューブ」っぽく、フィールドを駆け回ってモンスターを狩る。そんでもって出世していくRPGのイメージですたい。出世していくごとに真実に近づいていくような構成で。

 …あんまり気持ちいい内容じゃないやね。