どうにもならない話

 知りたいことも無く、手に入れたいものも無く、ただひたすらにその小さな頭でもって愚かな夢想を抱いてはそれを反芻し、そのような毎日を憎むことも無く、肯定するのでも無く、食べて出す行為を繰り返しながら、ただひたすらにここにいる。
 何だろうこれは、どこだろうここは、誰だろう私は。幼い頃に望んだしあわせな何かは、もう手に入らない。根拠の無い自信。だれか、引っ張り上げてください。自らは登ろうとしませんしできません。
 死ねばいいのに。私が。そう思うことたびたび。始める前に怖くなって、最初からやらなきゃいいんだ、って戦略は全く間違っているって、そうなんだって。頑張ってみようと思えばうまくいかず、頑張ってないことはうまくいかず、己の無能を人に知られまいと必死な自分が馬鹿らしくて、しかし今は誰も私を知らないし、私に興味も無いのでしょう。
 具体的に理由がよくわからないまま、ごくわずかな大切な人に否定されてからというもの、私は居場所を失って、私はここに愚痴るのです。どろどろのねちゃねちゃで空間を満たすのです。望まれることも無く、望むことも無く、それでも生きていけるほど、愚かでも強くもないのです。
 何であの日々は戻ってこないの?何がいけなかったの?わかってるようでわかってないようでどうにでもなりそうでどうにもならないようで。はぁ。くだらない人間だなぁこいつ。
 この文体であとこの3倍くらいはだらだら書けそうではあるのだけれど、そんなネガティヴ自慢はもういらん。あああ!!もう!!死ねばいいんでしょ死ねば。とか思わないでもない。
 我が脳内シティに魔王が居城を構えてからというもの、この世界は闇ですよ。ただいま勇者募集中。