女王の教室 4話かそこら

 正直、ちっとも望んでいない鬱展開。いや、鬱なのが問題なのではないのだけれど。主人公vsマヤの構図じゃないところで生じる鬱展開なんて、わたしゃ見たくないという話ですよ。
 「オトナってズルくてイジワルで、それでいて言い返せないほど正論で、主人公はコドモながらにそれに立ち向かう」みたいな部分がおもしろいし、教育について議論しうる部分だと思ぅていたのに。(見たことないけど)「おしん」じゃないのよ。ただただかわいそうな目に合う小学生なんて、別に見たいとは思わないのよ。次回予告によれば、いじめに発展してさらに鬱な空気だし。
 もっとマヤによる「規律と統制の型はめ教育」が見たいのよ、私は。
 いわゆる「型にはめる教育」で型にはまってしまうような個性は個性ではなくうぬぼれなのであって、どんな力で型に押さえつけようとしてもその形状を変えようとしない人間こそが真に個性的なのである(銭形先生理論)。今の教育批判がしたいわけでも何でもないけれど、「生徒の個性を伸ばす教育」で育つのは温室栽培のへなちょこモヤシ個性なのだ。そう思って学生時代をすごし、結局およそニートである私の現状を考えると複雑な気持ちであったりする。