寒いね
寝言ポエムのれんしゅうだと思ってください。こんなもん正気で知人が見るところに書けますかってぇの。
昨日は積雪によって景色が真っ白だった。それはそれで美しかった。
今日は雪が融け始め地面はぐちゃぐちゃ、電線からは雫が垂れ、世辞にも美しい景色とはいえないように思えた。
そんな中をだらだら歩いていると、2階建てで瓦屋根の家で面白い現象が起きていた。
2階の屋根に積もった雪が融け、その雫が1階の屋根に落ちて弾け、その飛沫が昼の日差しできらきらと輝いていたのである。
ぼくはこの世界のすべてを肯定できるほど馬鹿でも強くもないから、すべてが雪に覆われた景色を美しいとは思えても、そのすべてを賛美はできないでいる。
けれどぼくはこの世界のすべてを否定できるほど馬鹿でも強くもないから、雪が融けてぐちゃぐちゃになった町でも、きれいなものを見つけられる。