サナギさん 2

サナギさん 2 (少年チャンピオン・コミックス)

サナギさん 2 (少年チャンピオン・コミックス)

 とうぜん購入。
 ぼくがここで拙い感想を書くことでこの作品の魅力が損なわれるのが怖いので、感想を書くのを控えようかとさえ思いました。たいへん面白かった。大いに笑った。
 マナミさんが良すぎます*1。「これが 人間ね」と言いながら泣く少女がオチの4コマ漫画ってすげぇ。(未読の人がこの説明から何を感じ取るだろう?) あとハヤムラ君が好きなんだけど、もう出てこないみたいで悲しい。リサさんも。パンダとライオンはイラネ。
 「No.43 サナギさんと花」の6つめで腹いたくなるほど笑った。ゴボウ。
 あいかわらずあとがきが名文でしんみりくる。この情趣が分からん人とは深くは分かり合えないよ。きっと。
 サナギさんのキャラクター性マトリクスを考えてニヤニヤするのが好き。

  • 「ボケ・ツッコミ」軸とか*2
  • 「ネガ・ポジ」軸とか*3
  • 「現実(あるある)・非現実(奇想)」軸とか*4
  • 「情緒・言語」軸とか*5

 サナギさんはオールラウンダー*6。モリカワさんはニュートラ*7
 異常な注釈の多さが作品への偏愛を物語っていると思ってくださって間違いないと思います。だまされたと思って読んでください。「だまされた!」と感じる人はきっと、ぼくと深くは分かり合えないので細い縁を切るいいきっかけだと思います。

*1:萌えとかそういうのではない。ぼくは萌えとかいうものがよく分からないので。

*2:帝王タカシ。リサ不在の今、独壇場だ。

*3:ほのぼの系のわりには意外にネガティブなキャラが多い

*4:ハヤムラ君は明らかに奇妙なできごとを体験として語るのでどう配置すべきか悩ましい

*5:ただしこれはその2つのカオスが面白い場合が多いので、分類に向かないと勝手に結論付けた。

*6:守備範囲は広い。ただし図抜けて高い特性がない。

*7:悪く言えば無能。ただし「普通の人」の視点が必要なときには実に有用。