仕事の愚痴

17時台に帰ってきたのなんて、矯正歯科に行ったのを除けば、ものすごく久々です。
ぼくの最近の仕事は「みんなの仕事を楽にする」という感じのもので、たとえば、これまでは「印刷された資料を目で見て電卓で計算して紙に書いた上で、それを目で見て手でPC入力して」という手順であったものを「印刷された資料を目で見て手で入力する」だけで終わるようにする、といったかたちです。
PCがらみなら大半は参考書片手にExcel関数や設定をいじりながら何とかなります。たとえば、ぼくのいる会社(田舎支社に限定)は、ExcelのVLOOKUP関数が使えそうな人間が、思いつく限りにおいて3人*1(ぼく除く)というようなありさまで、ぼくのようなハナクソでも、よく考えてうまく作れば、ルーチン業務がとっても簡単になって、引継ぎなんかも楽になって、これはよかろう、と思っているのです。
(必ずしもプログラマである必要はないけど、田舎のしょうもない工場では、プログラマ脳の人間がいると重宝されるかもしれないなとぼくは思っています(安月給ですが)。ただ、そんなところには採用されるのが難しいかもしれません。えらい人がそういうものに価値を見出せない可能性があるからです。)
PCがらみでなくても、できるだけ仕事を簡単に、例外を少なくすることを考えて、新しいしくみをいろいろ考えているのだけれど、「考える仕事」というのは、思いつくまでは「何もしていない」のとほとんど同じなので、そこがたいへんです。たぶんぼくは「あいつはふだん何の仕事をやっているのだ」と思われていると思います。別に気にしませんけれど。
ぼくはぼくなりに、みんなの仕事を簡単に、楽ちんにしたいと思っていろいろいじくっているのだけれど、それを「余計なこと」だとか「無駄なこと」だとか考える人間がいることもあります。その複雑で煩雑なやり方に、あなたは慣れているのかもしれません。しかし、もしあなたが急に休んだら? もしあなたが出世して、だれかにその仕事を引き継いでもらうとしたら? ぼくはそういうことを心配して…いるにはいます。それ以上に、効率が良くなればいいと思っています。帰りたい人は早く帰りやすくなるし、もっとやれる人はほかの仕事もできる。それだけのことなのになぁと思っています。
だから、「とりあえず」この方法で、みたいなことになると、あとで困るのになぁ、そのツケはだれが払うって、そりゃもうとんでもない状況になってから、総務が払うことになるんだけどなぁ、と思ってしまうのです。しかし、それが理解してもらえないことがあって、今日は少しへこみました。
相手も総務のひと(ちょいウザさん)だったので、やれやれと思いました。やれやれ。

*1:使えてもおかしくないな、と思える人間。正確な数ではない(たぶんもっと少ない)