うらおもてについて

うらおもてのない人間なんてほとんどいないと思うのですけれど、ではうらとおもてをどこでひっくり返すか、というようなことが十人十色なのだと思ったのです。ごく近い相手(恋人とか)にだけうらを見せる人、仲間うちにだけ見せる人、ついさっきそこで会ったような相手にもうらを見せちゃう人など。
ぼくはちょっと昔まで、本気でだれにもうらを見せないで生きていたのですが、さいきんは、「相手が困惑するレベルでいちどきにうらとおもてをひんぱんにひっくり返す」というのをやって、相手の反応を見て遊ぶという悪魔の所業を楽しんでいます。殴られたら勝ちです。えへっ☆
なかにはうらとおもてという2面では管理しきれないような、3面、4面とキャラクタを持つ人もいます。というか、みんなそうですよね。
何が書きたかったかというと、ひととひととの関係性というのはデジタル的にではなくて、アナログ的にというか、断続的にというか、流動的にというか、何か連続性の中でなだらかに変容すべきものなのだろうなぁというようなことで、本当に2面しかない、両極端な人格のひとなんてそんなにおらんよなぁというような話です。ぼくは情緒面で発達に問題を抱えたまま大人になったようなアレなので、いちど敵認定するとそりゃもう本気で敵扱いをするし、他方で女の人と話すとモロバレって感じで頭からハートマークがふわふわ出てるらしいですよ。複数の女性に対してそうらしいですよ。ひもてってやつですね。そしてそれ以外はすべてが外ヅラなのです。親しい友人モードや、それにいたるグラデーションがない。
だからともだちがいないのか、ともだちがいないからこうなのかは知らないよ。
関係ないけど「卵が先か、ニワトリが先か」ってあるけど、とうぜん卵だよね。鶏卵の指定がないかぎりは。